親と子それぞれの発達課題達成を目指す親育ち子育ち

心理相談の現場で接し・見かける親子には、
母親自身が生き方に迷い、子育てに戸惑っている例が目立ちます。例えば、仲間と遊べない子どもがいます。

それはその母親の満たされない無力感から来る焦りや不全感が自身の支えとして子どもを取り込むことにより、
子どもが他の子どもたちと一緒にいるのを妨げるため、
子どもは仲間との人間関係をうまく育てられない。
それが、不登校につながりひきこもりに陥るという事例があります。

また、携帯電話の普及により小学生が犯罪に巻き込まれたり、
依存症に陥るなどの例が見受けられます。
本所は「ネット社会と子どもたち協議会」の設立に参加し、東京都青少年 健全育成条例にインターネット利用環境の整備として保護者の責務も加え る改正の起草にかかわりました。さらなる子どもたちの危機を踏まえ、大人の責務として、
子どもが心理・社会的対応力を身に着けられるような 養育をしていく必要があります。

あの「荒れた中学生」が発していたメッセージ、
思春期の子どもが発達課題を達成しようとするのを支援できる 大人社会であってほしい。
こうした期待に応えられる地域社会の実現をめざす輪がいっそう広がるように願っています。 

 

 理事長 渡部陽子

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